ジャンルを問わず、気になったことについてユルく書いてくブログです。ぱすたと稲の2人で記事投稿しています。
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こんにちは、パスタです。
ぜひオススメしたい作品があったので、久々に単独でのフリーゲームレビューをしたいと思いまして。
稲さんほどフリーゲームの本数はこなしていませんが、お読みいただければ幸いです。
今回紹介するゲームはこちら↓
【狸囃子:制作者、どっとはらい,様:ダウンロード】
かつての事実が、御伽噺になってしまった この国で
今も『私達』は生きています
ある日、都市から田舎の町に引っ越して来た飼い犬のジョンは、山から聞こえる『不思議な音』に引き寄せられ道に迷ってしまう。時間と方向を見失い、森で彷徨いながらジョンは自分の存在について考えていた。するとその時、ジョンは『とある伝承の動物』を捕まえる。それは、彼の『人生』の起点と成る、『一生で一度の好機』であった。
(あらすじをふりーむ!より引用・要約)
今作、「狸囃子」は日本に遺る様々な伝承・御伽噺をモチーフにしたファンタジーADVノベルゲーム。
狸囃子とは「深夜になると、どこからともなく太鼓や笛などの囃子の音が聞こえてくる」という怪談・奇談らしいのですが、この物語でも笛の音色が重要となります。
あらすじの通り、主人公は犬(ゴールデンレトリバー)のジョン。
ジョンは非常に賢く人間並みの理解力を持つ犬なのですが、家の近所で迷子になるなどちょっと抜けているところもあります。そんな彼が笛の音色に誘われて行った先で、“タヌキ”に出会います。そこで、ジョンは「ヒト」となる術を手に入れたのでした。
賢い動物たちはただ賢いだけではありません。人知れず、人間化し「ヒト」
として社会を形成し、自然と調和して暮らしを営んでいたのです。
このゲームでは、そうしてひょんなことからそんな「ヒト」の世界へと足を踏み入れたジョンと、周りの人々・動物たちの日常を見ていくこととなります。
まず、今作は動物の人間化(擬人化じゃないよ)を扱っていて若干マニアックな要素があるかと思いきや、特に無理のない設定・イラストであり、決して色物ではないです。
イラストは可愛らしく、動物の姿でも人間の姿でもキャラクターの個性が表れていて物語により没入できるものであると思います。
ストーリーは単なる日常だけでなく、“タヌキ“には自然の管理といった大義があり、先の展開が気になる内容で飽きずに文章を読み進められました。
音の使い方やシーンの転換にもこだわりが見えていいですね。作品の世界観は和風なのですが、BGMやSEでもその辺は徹底されており心地よく楽しめます。
オーソドックスな作りであり、全体的に丁寧に作られている印象を受けました。久々に「これぞビジュアルノベル!」といった感想を持ちましたね。
最近はあまり見かけない和風ファンタジーノベルということもありますし、個人的には好きです。人間化などの設定などに抵抗が無い方にはオススメです。
ちなみに今作は15歳以上推奨なので、そこはご注意ください。
ただ、どのあたりが15歳以上推奨だったのか、イマイチわからなかったのが正直なところなのですが…ほんとにちょっとだけそういう表現があったかなー?くらいなので。
また、「狸囃子」はシリーズ作品であり、今作が「第一噺」で続編の公開も今後予定されています。今作だけでは明かされていない秘密はまだまだあるので、第二噺以降でそういった部分が明かされていくのが楽しみですね。また、登場キャラクターも増えていくようなのでそちらも期待です。
<ぱすたのオススメ度、★★★★★(星5つ/星5つ)です!
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