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ジャンルを問わず、気になったことについてユルく書いてくブログです。ぱすたと稲の2人で記事投稿しています。
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どうも、ぱすたです。


本日紹介するのはこちらのゲームです↓





【狂い月:制作者、3色ぱん様:ダウンロード




月の光に狂わされたのは…




普段と変わらない高校生活を送る主人公は幼馴染みの誘いで
部活動に参加する予定だった。

だが、クラスメイトが持ちかけた≪幽霊屋敷≫の噂話に巻き込まれ、
4人のクラスメイトと共に屋敷へと足を踏み入れる。

その場所に秘められた真実も知らずに――
(ふりーむ!紹介文より引用)





あらすじは上述の引用の通り。
呪われた屋敷へと足を踏み入れた主人公が、そこからの脱出を目指すゲームとなります。

まだ2016年が始まって3か月程度ですが、さっそく傑作と出会ってしまいました。

結論から言いますと、今作はかなりのクオリティを誇る作品です!

グラフィック、ゲーム中のギミック、ストーリー構成など、すべての点で高い水準を満たしたホラーADVでした。細部の演出まで気が行き届いていてゲームに引き込まれました。とにかく素晴らしいの一言に尽きます。


では、もう少し具体的に内容に触れていきます。

まず目を引くのがゲームの顔となるタイトル画面、及びオープニングムービーです。

一目瞭然ですが、綺麗なグラフィックですよね。

フリーゲームはイラストのクオリティでだいぶ印象が変わりますからね。絵を見て思わずダウンロードしてしまった方も多いのではないでしょうか。


ただ、このゲームは表面だけ美人なわけではありません。

「謎解きサスペンスホラー」と銘打つだけあって、謎解き部分にも趣向が凝らされています。

単調な数字の暗号やなぞなぞにとどまらないオリジナリティある仕掛けがあって新鮮な気持ちでプレイ出来ました。特に防火扉の仕掛けは緊張感もあり、なかなかスリリングでした。

また、探索パートが現実の時間とリンクしているのも新しかったですね。

よく「最初に30分与えられて移動ごとに5分減る(実質6回移動可能)」みたいな時間制限があるゲームはありますが、このゲームでは序盤の探索パートの制限時間がリアルタイムでカウントされていく仕組みとなっています。これは何気に斬新ですよ。

別行動するクラスメイトとメモを通じてやり取りするという展開も他ではあまり見ないものでよかったです。


ストーリー展開が秀逸で、話に飽きずに最後まで読み進められたのは個人的に高評価。
脅かし要素もちゃんと怖がらせてくれましたし、まさにホラーADVといったところ。

呪いの発端となった御影氏、次に屋敷にやってきたモンレオーネ氏、そして現在の所有者である速水氏という3つの世帯、そして記憶を失っている主人公の4つの背景を上手く織り交ぜて立体感のある展開にしていたのがよかったと思います。

見せ場も多くあり、ビジュアル面でも怖い&面白い展開が続くのも好きですね。

オチも見事な決まりようで恐れ入りました。


これは今年度最優秀作品のひとつに名を連ねること間違いなしのゲームですよ!

ふりーむ!ダウンロードランキングではすでに1か月以上に渡って上位をキープしているので、チェック済みの方も多いと思いますが、まだ未プレイ、もしくは未クリアであれば、ぜひ最後までプレイしていただきたい作品です。


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どうも、ぱすたです。


フリーゲームレビューを掲載するのはなんと昨年9月ぶりとなってしまいました。

一応、ちびちびプレイはしているのですが、如何せん遅筆なもので機会を逃していたらこんなことに…。

でも、2月は目を引くゲームが結構あったので、久々にフリゲに対するモチベ上がり気味なのでぼちぼちレビューを投稿していきたいと思います。

本日はこちらのゲーム↓



 
【memento:制作者、にくさま:ダウンロード




一体、彼女の身に何が起きたのか…?



主人公がある部屋で目覚めると、目の前には女の子の死体があった。

記憶を失っている主人公は何故自分がこの部屋にいるのか、そして部屋の主であると思われる女の子が殺されているのか見当が付かない。

しかし、このままで自分が犯人にされてしまうと危惧し、彼女の死の真相の突き止めるべく、手がかりを探すことにするのであった…


というのが、本作のあらすじです。



記憶喪失の主人公が犯人扱いを逃れるために事件の真相を探るのがゲームの目的となります。

探索範囲は最初に目覚めたワンルームと限られた範囲である、所謂箱庭ゲームなのですが、このゲームの肝は同部屋の過去に遡って手がかりを集めるところにあります。

その部屋には何故かタイムマシンが置いてあり、それを利用することによって主人公はその部屋の過去の時間へと移動することができるのです。

タイムマシンを利用し、それぞれの時間の同じ部屋を探索し、そこで得られたヒントを繋げていって真実を突き止めるというゲームシステムは新しく、興味深かったです。

それだけに惜しい部分もあるのですが。

気になる場所をクリックでチェックするとき、結構な頻度でクリックが定まらず別の場所が反応することがあるなど、操作性がイマイチだったのと、ストーリーが腑に落ちないのが難点でしょうか。

彼女の死の真相は置いといて、さすがに警察があの手がかりと供述で納得するのはザル過ぎやしないかと。若干、オチが投げっぱなしな印象を受けました。

システムなど、目新しさが感じられよかったので、次回作ではそういった面を生かしつつ、よりよいゲームになっていることに期待しています。






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どうも、ぱすたです。


本日紹介するゲームはこちら↓



【対象:制作者、バナナくえない様:ダウンロード15禁


今作はとある村の地主の家に代々伝えられてきた呪いを追う土俗ホラーノベル。

全4章構成ではありますが、1章~3章までは過去の物語であり、4章からが本編といったところでしょうか。4章からは選択肢も登場し、プレイヤーは主人公たちをバッドエンドに導かないように分岐を選び、呪いの真相へと近付いていくことになります。

土俗ホラーノベルということですが、内容は少々ベタながらも安定した内容だったと思います。

呪いの背景がわかる序盤の章ががやや急ぎ足でちょっと置いてけぼりを食らった気持ちにもなりましたが、後半は雰囲気もあってなかなか怖さを与えてくれました。

ただ、今作は15禁ということなので、どうせならもうちょっと呪いの恐ろしさがよくわかるような、ショッキングな展開があってもよかったかもしれませんね。



主な登場人物は主人公・従妹・幼馴染の3人なのですが、それぞれ役割分担がしっかりされていてよかったです。

しかし、もうちょっとこの3人を掘り下げてもよかったかなとも思います。

幼馴染で、寺の息子である春道に関してはその人物像を補完するエピソードがあるのですが、他2人にまつわるエピソードがあまりないので、やや物足りない気分に。

例えば、ヒロインの七弦の過去のトラウマは結局どうなったのか、など。

ストーリーを読み終わった後、どうにも薄味だったような気がしてしまったので、もう少し心理描写があればより感情移入も出来たかなと感じました。

それでもきちんとオチのついた話であり、モヤモヤした気持ちにはならないので、なんか鬱々とした作品は嫌!という方にも安心して楽しんでいただけるのではないでしょうか。

絵柄は可愛らしいものですが、ホラーの雰囲気を損なわないものだったので良かったと思います。



というわけで、スッキリ読めるシンプルなホラー作品でした。

やっぱり和ホラーといえば土俗ものですよね!

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 こんにちは、パスタです。

ぜひオススメしたい作品があったので、久々に単独でのフリーゲームレビューをしたいと思いまして。

稲さんほどフリーゲームの本数はこなしていませんが、お読みいただければ幸いです。


今回紹介するゲームはこちら↓


【狸囃子:制作者、どっとはらい,様:ダウンロード





かつての事実が、御伽噺になってしまった この国で
 今も『私達』は生きています




ある日、都市から田舎の町に引っ越して来た飼い犬のジョンは、山から聞こえる『不思議な音』に引き寄せられ道に迷ってしまう。時間と方向を見失い、森で彷徨いながらジョンは自分の存在について考えていた。するとその時、ジョンは『とある伝承の動物』を捕まえる。それは、彼の『人生』の起点と成る、『一生で一度の好機』であった。
(あらすじをふりーむ!より引用・要約)




今作、「狸囃子」は日本に遺る様々な伝承・御伽噺をモチーフにしたファンタジーADVノベルゲーム。

狸囃子とは「深夜になると、どこからともなく太鼓や笛などの囃子の音が聞こえてくる」という怪談・奇談らしいのですが、この物語でも笛の音色が重要となります。

あらすじの通り、主人公は犬(ゴールデンレトリバー)のジョン。

ジョンは非常に賢く人間並みの理解力を持つ犬なのですが、家の近所で迷子になるなどちょっと抜けているところもあります。そんな彼が笛の音色に誘われて行った先で、“タヌキ”に出会います。そこで、ジョンは「ヒト」となる術を手に入れたのでした。

賢い動物たちはただ賢いだけではありません。人知れず、人間化し「ヒト」
として社会を形成し、自然と調和して暮らしを営んでいたのです。

このゲームでは、そうしてひょんなことからそんな「ヒト」の世界へと足を踏み入れたジョンと、周りの人々・動物たちの日常を見ていくこととなります。




まず、今作は動物の人間化(擬人化じゃないよ)を扱っていて若干マニアックな要素があるかと思いきや、特に無理のない設定・イラストであり、決して色物ではないです。

イラストは可愛らしく、動物の姿でも人間の姿でもキャラクターの個性が表れていて物語により没入できるものであると思います。

ストーリーは単なる日常だけでなく、“タヌキ“には自然の管理といった大義があり、先の展開が気になる内容で飽きずに文章を読み進められました。

音の使い方やシーンの転換にもこだわりが見えていいですね。作品の世界観は和風なのですが、BGMやSEでもその辺は徹底されており心地よく楽しめます。

オーソドックスな作りであり、全体的に丁寧に作られている印象を受けました。久々に「これぞビジュアルノベル!」といった感想を持ちましたね。

最近はあまり見かけない和風ファンタジーノベルということもありますし、個人的には好きです。人間化などの設定などに抵抗が無い方にはオススメです。



ちなみに今作は15歳以上推奨なので、そこはご注意ください。

ただ、どのあたりが15歳以上推奨だったのか、イマイチわからなかったのが正直なところなのですが…ほんとにちょっとだけそういう表現があったかなー?くらいなので。



また、「狸囃子」はシリーズ作品であり、今作が「第一噺」で続編の公開も今後予定されています。今作だけでは明かされていない秘密はまだまだあるので、第二噺以降でそういった部分が明かされていくのが楽しみですね。また、登場キャラクターも増えていくようなのでそちらも期待です。



<ぱすたのオススメ度、★★★★★(星5つ/星5つ)です!

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どうも、ぱすたです。

フリーゲームレビューは普段、稲が担当しているのですが、今回は番外編という事で、ぱすたがレビューをお届けします。

レビューする作品は昨年の「第1回 稲アワード」で最優秀賞を受賞した「norari/kurari」です。



※受賞作の選考にあたった稲は現在、諸事情によりレビューの執筆が困難なため、先行してゲストコメンテーターのぱすたがレビューを掲載させていただきます。稲のレビューは後ほど公開する予定です。




では、以下レビューとなります。






【norari/kurari(のらりくらり):制作者 お茶はのみもの 様:ダウンロード



-こころを育てるRPG-



主人公、のらりは幼いころに一緒に暮らすおばあちゃんを失った。
突然の別れに激しく動揺するのらりを見かねたおばあちゃんは死の間際にこう言い残した。

「何事にも動じない心”不動心”を手に入れなさい」と…。


それから長い月日を経て、のらりはおばあちゃんの遺言通り”不動心”を手に入れたのだった。

~完~



おばあちゃん「いやいや!完って!まだ何も始まってないし!ちょっとあんた旅に出なさい!!」

のらり「はーい」





というわけで、フリーゲーム「norari/kurari」はあまりにも動じなくなりすぎてしまった主人公が再びこころを育てるために旅に出るRPGです。

主人公は”こころ”のレベルを上げるのが目的なわけですが、その道中は生易しいものではありません。登場人物は全員が変わり者で、巡ることとなるフィールドは何が起きてもおかしくない奇天烈世界。

主人公は行く先々でおかしな人達に出会い、おかしな事件に巻き込まれることになります。テンポよく繰り出される意味不明で理不尽なボケは雪崩のようにプレイヤーに迫ります。ゲームの主人公はもちろん動じませんが、プレイヤーは不動心を持っていないので、その雪崩に押しつぶされてしまうことでしょう。

妙な姿をした個性豊かな仲間や敵キャラは当たり前なので気にしないように。

あ、ストーリーの流れをガン無視して飛び込んでくるイベントにクエスチョンマークを浮かべてる場合じゃないですよ!ほら、曲がり角では「地獄!地獄~~!」と叫ぶ女の子とぶつかりそうです!と、思いきや異常に色素が薄い女の子と一緒に兵士を目指したり、時には重暗い雰囲気の地下牢で人ならざる者に驚かされたり…もたもたしていたら千変万化する状況に感情が追い付けませんよ。

考えるんじゃない、感じるんだ…!


そんなボケ倒し・悪ノリし放題ののらくらワールドですが、中身のないゲームというわけではありません。いろいろな経験をしていくなかで主人公とその仲間のこころは確実に成長していくのです。

そもそも主人公は決してこころを失っていたわけではありません。思っていたことを表現することしなかっただけで、これまでも様々な感情が主人公にもあったのでしょう。いろいろな人たちと関わり、成長していくのらりのこころの様子を場面場面で見ることができます。

最後の戦いの時、のらりは「強いこころとは何か」という問いかけの答えに辿りつき、こころというものを知るのでした。


「norari/kurari」はふざけたように見せかけて要所ではきちんと登場人物たちの成長を描いた”王道RPG”だったと思います。

まぁ、もしかしたらストーリーは取ってつけただけで、むちゃくちゃな世界観こそがメインだったのかもしれませんが、それは作者のみぞ知るところでしょう…。


ゲームシステムとしては普通のRPGです。こころのレベルとは別にキャラクターのレベルが存在します。敵を倒してレベルを上げ、各地でボスを撃破していきます。ボス戦では一定のレベルを要求されますのでレベル上げは必要ですが、もしレベルが足りなくてボスに勝てなくても救済策としてレベル上げポイントが存在しているので詰むことは無く、そこまで苦戦はしないでしょう。

戦闘時のコマンドには攻撃・魔法のほかにキャラごとのユニークな特技があり、使うことで戦いを格段に有利に進めることができます。これの発動にはTP(特技ポイント?)を消費しますが、攻撃をしたときと受けたときに溜まるので、溜まったら遠慮なく使って敵を突破しましょう。

戦闘は敵の強さがちょうど良くて楽しかったですね。バランスが良くて戦闘する楽しさがありました。補助魔法が結構使えて、戦闘に影響したのも、魔法好きとしては嬉しいところ。最終的にはレベルを上げて物理で殴るゲームになりましたがそれは仕方ないですかね笑 

悪くないバランスの戦闘、熱いBGM、奇妙な敵キャラの存在とRPGとしてもなかなか楽しませてくれる作品でした。


クリアまでのプレイ時間は5時間ほどで、中編のゲームになります。ボリューム不足ではないですが、やり込み要素等は特になくボリューム満点と言うわけでもないです。まぁ、このゲームはシュールな世界観を楽しむもので、がっつりなRPGってわけじゃないのでちょうどいいボリュームでしょうかね。


というわけで、とても面白い作品でした。稲さんが2014年の最優秀作品に推したいというのもわかりました。

ただ、この世界観を笑えない人はまったくハマれないだろうなというのはあるので万人向けではないかもしれません。何でもありのハチャメチャカオスワールドを楽しみたい方はぜひプレイしてみてください。


以上、ゲストコメンテーターのぱすたでした。ありがとうございました。


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